DELL XPS体験モニター レビュー

パソコンのお話。
ちょっと前から、DELL製品好きがなんやかんやする「デルアンバサダープログラム」というものに入っていまして、実はこの1か月、同社のプレミアムパソコン(最上位シリーズ)である「XPS」を体験モニターとしてお借りしてました。この1か月はこれを自宅でも職場でもフル稼働させてましたのでざっくりとレビューを。

記念にその「XPS」でお作ったトラックを流しながらどうぞ。

そもそも

ノートパソコンは10年近くMacBookを使ってきてたのですが、
Macじゃないとできなかったことがほぼなくなってきた
・近年のApple製品の方向性に魅力が感じられなくなった
という理由でWindows完全移行をこの春くらいから目論んでいたところに、この話が挙がったので早速飛びついたという経緯です。

実際、自宅でのメインパソコンはWindowsで、DELL「XPS8300」(めちゃくちゃ自作カスタマイズ済み)を5年近く使っていて、実家や嫁の実家に依頼されて選定したパソコンもすべてDELLという、Apple以外では圧倒的にDELL推しではありました。
あと、仕事がSIerで、日頃から(特に去年は)DELLのサーバ、ストレージ、スイッチをたくさん売って構築してたり。もっと言うと、去年DELLが買収したEMCのストレージばかり携わってた時期もあったりで、繋がりは結構多いメーカーです。

製品が届いた

今回、モニター製品として届いたのは「XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル」のローズゴールド。
第8世代CPU搭載の新ラインナップが日本でも発売開始になった矢先にも関わらず、届いたのは第7世代という肩透かし(分かってはいたけど)。こういうモニターって最新製品に対してやった方が良いのではとモヤモヤしつつも、旧世代だからこうやってばら撒いたりできるのかなぁとか思ったり。仕様は以下。

ディプレイ 13.3インチ QHD+ (3200 x 1800) タッチディスプレイ
カラー ローズゴールド
CPU 第7世代 Core i7-7560U (4M キャッシュ, 最大 3.8 GHz)
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD

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▲梱包もシンプルで、マニュアルはクイックスタートガイドのみの無駄のない内容。電源アダプタが小さくかさばりにくい形状。

1か月使ってみて

利用用途としては、日中はBYODとして職場や外出先で、ドキュメント作ったりネット閲覧したり音楽聴いたり。
仕事外では自宅やカフェでDTM用として。自宅にいる時はDELLのQHD (2560 x 1440) ディスプレイの「P2416D」と接続して、快適広々ワークスペース

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IKEAで買ったデスク、ホコリがすごい目立つから買い替えたい。

◎軽量ながら品のあるデザイン
どのメーカーも軽量化が著しいのですが、傾向として、国産メーカーはとにかく軽いんだけど、下手すればおもちゃと間違えかねないくらいにペコペコで安っぽい感じ。DELLやHPをはじめとする海外メーカーは、軽量化を図りつつも見た目の質感を大事にしてる印象。単刀直入に言うと、やはりMacBookがお手本になっていて、そこから各社工夫を取り入れてる感じです。
中でもXPSのアルミニウム削りだしボディはシンプルでいて飽きのこないデザインでスタイリッシュ。軽いのに重厚感があって、なんというか「所有感」が湧いてきます。
(薄型かつ高性能ノートを探す中で最近だとHUAWEIのMateBookあたりも気になっていたのですが、実物を見ると「中国の成金」というか、ギラギラしてたので断念。)

◎ベゼル幅が薄い
XPS 13の特徴といえばこれ。フレームレスノートと呼称してるように、幅5.2mmという極限まで液晶部分を確保しているため、13.3インチでも画面が広く、十分な作業効率を確保できます。そして、そのおかげで見た目も格段にスタイリッシュ。
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▲極狭のベゼル。

指紋認証センサーの感度が抜群
これ、あんまり話題になっていない気がしますが、地味に個人的に一番のポイント。
家族共用パソコンとしてHP ProBook450、会社支給パソコンとして富士通 LIFEBOOK U937という、どちらもここ1年以内の新しめのノートパソコンも並行して利用しているんですが、(個人差が大きいのかもしれませんが)とにかく感度が悪い。4,5回角度を変えて指をグリグリ動かした挙句、結局パスワードを打ち込んでログオンという間抜けな時間が発生していたのに、XPSのセンサーだとほぼ1発で認識してくれて感激です。
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DELL (左)とHP(右)の指紋センサー。富士通も右のタイプ。

◎電源を入れなくてもバッテリー残量が分かる
バッテリーは残ってるだろうだし、電源アダプタ邪魔だから、といってアダプタ置いたまま持ち出して、外出先や客先でイザって時にバッテリーが残りわずかで爆死、みたいなことを年に数回やらかしてしまうんですけど、側面に付いたボタンを押せば5段階でバッテリ残量が分かるという「痒いところに手が届いた」素晴らしい機能があります。
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▲ボタンを押すと、、、光ってバッテリー残量お知らせ。

DTM用途として問題ナシ
尊敬する中田ヤスタカ氏がここ最近、制作環境のマシンをデスクトップからノートに変えたんですよね。自宅作業時は外部ディスプレイに接続して、外出時はそのままノートだけ持っていけば良いというモバイル対応型に。DTMに関して中田さんの影響を受けては全然ないんですけど、やっぱりどこでもサクッと持ち出せるようにメイン機をノートに移行していくのはアリかなと。
なので、ただ薄い軽いだけじゃなくて、ちゃんとそれなりの性能が出るかってところがポイントになってくるわけです。
時間の都合上、手持ちの全プラグインを導入するとこまではいかなかったものの、性能的には何の問題もなし。DTM用途なら「Core i7でメモリ8GB」がやはり基準値だと思います。もっとがっつりプラグイン使うなら16GB積めばOK。
長時間利用してても筐体の熱もそこまで上昇せず、音もうるさくなく、本当に快適なマシンです。

△キータッチがちょっと軽い
MacBookと比較するとちょっと軽いです。軽快に打てるのは良いことですが、もう少し押した感が欲しいところ。とはいえ、国産の軽量パソコンのようなペコペコの軽さではないため及第点。

△Enterキーが小さい
慣れればなんてことないんでしょうけど、、、Enterキーは気前良くスパーンと押したいじゃないですか。

HDMIポートがない
いや、そもそもMacBookにもなかったし、Type-C⇔HDMI変換アダプタも持ってますけど、打合せ時に割と忘れることが多くて、、、なんだかんだで本体にHDMIポートが付いてると助かるよねー、という話。

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▲意図せずデスクトップ壁紙と背景がシンクロ。

最後に

というわけで、「XPS」を1か月間使い倒して十分満足しながら数日前に返却したわけですが、このエントリーもまたDELLのノートパソコンで書いています。その話はまた次回、、、

ASKA×吉田豪 対談 書き起こし

個人的にすごく楽しみにしていた組合せで、そして期待通り非常に濃厚な対談でしたので、ざくっと書き起こして記録として残しておきます。長いです。

あと、フルサイズで4曲も聴けるっていうのは、ほんとネットTV万歳って感じでしたね。

2017年10月30日放送 Abema TV「逆指名インタビュー」

 

ASKA(以下、A):ネットで(記事を色々)書いていただいて。

吉田豪(以下、吉):認識していただいてる時点で恐縮です。

A:分析もしていただいて、本も読んでいただいて。

吉:グッズも色々買って、今日も着てきてるんですけど。

A:(笑)それは今日狙ってきたでしょ。

吉:いえいえ、結構日常的に着てますし、TVに出る時は積極的に着るようにしてます。

A:ありがとうございます。

 

A:今日は逆指名インタビューということで。

吉:逆指名の人選が独特ですよね。亀田さんと僕って。

A:両人ともお会いしたかったんですよ。

吉:亀田さんとパンチ力対決をしてほしかったんですけどね。ASKAさんのパンチ力の凄さ、伝説じゃないですか。TVで具志堅用高さんと佐竹雅昭さんと、ゲームセンターのパンチ力を計測する機械で2回とも圧勝してるんですよね。

A:いやいやいや、あれはね、もう古い話ですから(笑)。

吉:ASKA幻想がすごいんですよ、僕の中で。エピソードだらけじゃないですか。

A:そんな、人の人生を漫画みたいにやめて。

吉:だって尊敬する人が王貞治アントニオ猪木って書いてるのを見た時点で、信用できると思ったんですよ。

A:お好き?

吉:もちろん。昭和の男子はだいたい好きですよ、2人とも。

 

吉:あの、伝えたいことがあって。今、若いミュージシャンでスカートっていうポップアーティストがいるんですよ。最近メジャーデビューした。ASKAさんの大ファンで、会うたびにCHAGE&ASKAの話をするんですよ。今日も報告して。ものすごい喜んでて。若い世代も慕ってますよ。

A:玉置浩二なんかとも話すんだけど、自分の中では「俺達は時代のシンガーだから、時代時代の歌を歌う歌謡歌手だ」っていうところがどこかにあって。歌謡歌手という言葉は使わないにせよ。だから、その世代の中で残っていけば良いって思ってた。新しい時代には新しいものがでてきて、自分が生きてるこの何十年間を人間はともにしてるわけで、僕たちの知らない世代が来たら残らないって思ってるから、割とそこで冷めたところもあるんだけど。でも、若い子たちが聞いてくれてるっていうことはね、その楽曲が残っていってるんだなと。もしかしたら音楽って残っていくものなのかもしれないなって。若い世代が聴いてくれてるっていうのは非常にありがたいかなぁ。

吉:子供の頃から見てて、なんとなく本当に、失礼な言い方をすると、ちょっと舐めた部分もあると思うんですよ、みなさんは。でも、実際見ると、とんでもないと思うのがその辺の人たちというか。玉置浩二さんもやっぱり生で見るととんでもないわ、この人、って思うし。

A:玉置もすごいからね~。

吉:二人の関係もおもしろいなと思って。

A:あいつはね、毎日遊びに来てた時期があるから。朝7、8時まで家にいて、それから仕事に行くんだけど、「今日はお金がない」って言うから、俺がタクシー代出したんだけど、乗ったタクシーの運転手さんが玉置と同郷の旭川出身だったみたいで、残り全部をチップとして払ったんだよ。なんでお前!金返せよ!って。おもしろい奴ですよ。

吉:飛び入りで歌ったりもされて。

A:奴はね、そういうところ男気があって。男気って言葉使っちゃいけないな。あのような状況だから、玉置が呼んでくれて。

吉:いつまでも歌いたいっていう気持ちがすごい伝わるんですよね、ASKAさんから。

A:それでもね、一時は事件のことがあって、もう歌えないなぁって思って。人前で歌っちゃいけないし、堂々と歌えないんだったらスッパリと辞めなきゃって思う時期もあったりして。ちょっとの時期なんだけどね。諦めに入った時期があって。そんな時にね、「何をほざいてるんだ。ほら、やりますよ。」って言ってくれたんで、あれでハッとして、歌うことができるようになったんだけどね。

吉:それはどういう風に言われたんですか?

A:「とりあえず引退発表を記者会見でするんで。お世話になりました。」って伝えて回ってる時に、「何を言ってるんですか。やりますよ。」っていうひと言で。何かに占領されてたんだね、心の中が。それをいきなりパッて剥がされた感じがして。

吉:それはスタッフの方が?

A:メンバーや仲間内の人間が、1人じゃなくて、みんな同じようなことを言ってくれたので。だから、まだまだやらなきゃいけないなって。

吉:それくらいまで追い込まれてたんですね。

 

吉:事件の後、お客さんの前出るのって、かなりプレッシャーとかあったんじゃないですか?

A:いや、それはなかったかな。福岡の友達がいきなりそういう場を設けてくれて。お客さんの数は関係なかったから。それは、普通にできたかなぁ。

 

A:実はね、20年くらい前から今の音楽業界のような状況になることは分かってて。音楽業界はおそらくこのままだと衰退するなと。衰退する原因は僕らにもあるんだけど、あまりにも世の中に迎合しすぎているなと。それに対して今、自分なりに動いてる最中なんだけど。楽しんで作ってるから苦労とは言わないけど、注ぎ込んだ時間とか精神からひっぱり出してきて作品を作ってるのに、それを「聴き放題」っていうね、

吉:海外ではもうそれが主流になって。

A:自分の音楽が「聴き放題」にされていくことへの懸念があって。僕は絶対入らないですよ。そこには。

今回、「Weare」っていうアーティストのための配信サイトを作った。僕は中心ってわけではなく、広報みたいなもので。僕はどこにも制約や束縛がないから何でも発信できるんだってことで、今回発信させていただいてるんだけど。

アーティストが今活動しようにも活動できなくなっていて。もちろん時代の中で常に活動できる人はちゃんと現れるけど、そういう一部の人にスポットを当ててもしょうがない。音楽やってる人が音楽で食べれない状況にどんどん追い込まれてることに危機感を感じなきゃいけない。

吉:CDが売れない時代にどうやっていくかっていう。

A:そうそう。で、売れないからどうしようか。もっと世間が喜ぶように、もっと喜ぶようにしようとして、結局最後に出てきたのは、タダで聴かせるっていうことになっちゃった。そんなことしたらもうミュージシャン出てこないでしょ。

だから、今回僕は配信サイトを立ち上げて、ここで配信音源を買ってくれたらミュージシャンに70%を還元するし、このサイトは一切利益を追求しない、と。本当にそのつもりなのね。だから、公開しろと言われればいつでも数字を公開するしね。だから、今やらないといけないのは、とにかくたくさんのアーティストをここに集めて、ここで配信すること。お金をプールする会社じゃなくて、アーティストが集まるごとに大きくなっていく会社。これは、ずっと前からの構想なんだけど、やっと発表できる段階に来たので。それもこれも自分が今縛られるものがないからしてることなので。これに対しては色々考えることがありますね。

吉:たぶん事件がきっかけになっている部分も大きいと思うんですよ。契約も難しいだろうし。

A:1人でやらないきゃいけなくなったっていうことから、以前から考えてることに向けて動き出せたかな。で、この話をすると、ミュージシャンはみんな共鳴してくれる。でも、「じゃあやろうか」って言うと「契約」っていう縛りの中で動けない。

でも、音楽業界の活性化ができるなら、こんな良いことはないので、少し頑張ってみようかなと。少しではないな。かなり本気で思ってるかな。

吉:確かに大手の配信会社とかも還元率のパーセンテージがすごい低いんですよね。以前Podcast配信しようとしたんですよ。そしたら、全然こっちに入らないっていうのが分かって。

A:だって、フォーマットは1回組んでしまえば、後はサーバの問題でしょ。容量が増えていくだけだから。フォーマットもアプリケーション組むのも時間がかかるのは分かる。でも、作ってしまうと、高速道路と一緒で、ある時リクープできるわけですよ。そこからは全て利益となっていく。それをね、会社の生業としてやっていくんだとしたらアリなんだけど、僕らベンチャーじゃないから。

吉:うん。

A:音楽が90年代の時に重宝されていた時期をもう一度目指さなければいけない。みんな諦めてるから。音楽産業はもう終わったってみんな口を揃えて言うから。

吉:ライブでは稼げるけど、楽曲とかでは難しいっていう。

A:これから先、ライブができる人しか残らない。これは1つの在り方として間違いじゃない。でも、音楽には色んな種類があって、ライブが得意な人と、ライブはやらないけど楽曲作るのが得意な人と棲み分けがあるんだよね。でも、ライブができる人だけが、っていう単一指向へ動いていってる。常に選択がないといけない。

A:ちゃんと作った人に還元される。還元されたものでまた新しい音楽を作っていく。より良い環境で。例えば、弦にしても生弦をみんな使いたい。でも使うお金がない。なぜかというと楽曲を買ってもらえないから。制作費が限られた状況でしか作れないから、ゴージャスな音作りが出来ない。そして、どんどんお金が萎んでいく。こんな中でやれない、ミュージシャンは。

だから、そんなこんなで、無謀だとか、音楽業界に背いていることをやり始めていると早速言われはじめて。ある意味「敵」と呼ぼう。そういう人たちの影がちらつき始めてるんだけど、最終的にミュージシャンが集まって、ひとりひとりが個人商店で、独立して、ただ隣にお互いがいてっていう、いつの間にかそういう広がりになっていれば良いかな。それが全てだと思っていて。そういう意識改革をする時代なんだと思う。

 

吉:ASKAさん、そういう世の中の流れとかを考えるタイプだと思うんですよ。今思ったのは、SMAPの3人が「新しい地図」として、地上波メインじゃなくても芸能活動を続けていける時代になっていることを証明しているんですけど、ASKAさんはどう見てますか?

A:比重が大きいのはTVなんだけど、実のところ芯を食っているのは、見たいものにアクセスするという行動を起こさせるネットの力って大きいと思う。実は音楽番組もそういうところに来てて、もちろん大衆に音楽を聴いてもらうにはTVなんだろうけど、本当に心を打っていく、心を刺していく歌となっていくには、見たいと思う人達の気持ちに応えていくっていう、オンリーワンの時代だよね。そういう意味では、今回Abema TVの枠の中で初回に選んでいただいたことはすごく光栄で。これから音楽番組はネット番組が台頭していくんじゃないかって喋ってた矢先のことなので。番組の内容も聞かずにやろうって決めて。だから、逆指名っていう内容もあとから聞いて。その時に僕は1つ条件を出して。昔からこだわってきた「フルサイズで歌わせてくれるんだったら出演させてください」って、それだけだったかな。

吉:ある時期はTVサイズで歌ってたものの、元々はフルサイズで歌ってきた人ですもんね。

A:デビュー当時からどこか尖ってた部分があって、TVサイズにすごい抵抗があって。でも、TVサイズを受け入れなかったから、自分たちの輪郭を見てもらえるようになって。

例えば、SAY YESのヒットあたりから、今それをやると却って敵を作ってしまうんじゃないか、天狗になってると見えてしまうんじゃないかって思って、TVサイズを受け入れるようになった。で、現場スタッフも入れ替わりがあるでしょ、若いスタッフと。次の打ち合わせは知らないスタッフが来て、いきなりTVサイズ前提から話が始まる。もうそれが当たり前になっちゃって。結局自分たちの「世の中に対してこう映らなきゃいけない」っていう考え方っていうのは正解ではあるんだけど、諸刃の剣であって、今考えるとそれはやっちゃいけないことだったなって思ってるところもある。

吉:受け入れたことでバカ売れしたって言う部分もあるんですか?

A:いや、結局受け入れなかったことで自分たちの足場が作れたので、受け入れてしまったことで足場が崩れたと思ってる。そうは言っても、たくさんのシンガーが集まって、いろんなことを紹介するのがTV番組なので、気持ちはあれどそれを述べることはなくて、だったら出なければいいという考えに徹してた。もちろん必要な時はプロモーションと考えて、TVサイズというのはあるんだろうけど、必要じゃない時は出ないっていうことを強くやっていくことが、これから先の音楽生活の中で自分を表現していくことになるんじゃないかな。

吉:今のところ、九州のローカル番組に出て、そして、Abemaに出てっていう感じですか。

A:そうですね。福岡はね、初めてコンプライアンスの壁を味わって。もうマスコミの格好のネタで、どんどん広がって。

吉:匿名コメントが多いですからね。

A:自分のことをきっかけにかはわからないですけど、スクエアにかっ切りされた報道の外側を読むようになった、報道されてることが全てじゃないってことに気付いてくれだしたので。今回もAbemaTVに出していただいたりで、誤解が解けてきたし。やったことはもちろん悪いんですけど。そうじゃないところで接してくれる人が増えてきたので、そこに対してはちゃんと応えていこうかなと。だから今回の音楽配信っていうのも思い切ってできたんだと思う。

 

吉:ASKAさんって、昔からメディア不審みたいなものがあったりしたと思うんですけど。

A:ある時期からね。

吉:ある雑誌とちょっと揉めて、そのバトルをまるまる本にしたりして。

A:あれは世の中って言うよりも、ライブ活動をやってきて、僕らのことを本当に愛してくれてるオーディエンスがいて、何気に聴いてくれている次の予備軍みたいなオーディエンスもいて。でも、そのコアな人たちに誤解を与えたままじゃいけないと思ったわけ。だから、あの本は世の中に訴えるためではなくて。無いことをかぎ括弧を付けて記事にしてくるんだから、ちゃんと反論しないといけないなと思ったわけ。あ、それも(記事で)書いてくれたもんね。ありがたかったです。

吉:面白い本だったんですよ。

A:まあまあ、ここでね、そういうことを言ってもしょうがないので、未来を語りましょう。

吉:色々あって大変だったけど。

A:大変だったけど。僕は今、音楽を作ることに専念してて。で、今までのプロモーションではどれだけお金をかけても届かなかった世代が、皮肉にも事件をきっかけに音楽を聴くようになってくれて。ある程度の年齢、キャリアを持つと、色んな物を自分の中に抱えるけれど、失うものが1つだけあって、それが「新鮮さ」。絶対に入れることはできないから。「新鮮さ」を持っているのはデビューしたての人だけで、それからどんどん失っていくもの。でも、今回あの事件で2度目の「新鮮さ」を持ち合わせることができて。そこは大切にして、その層に向かってもちゃんと歌を歌っていかなきゃと思ってますね。

吉:人前で歌える喜びみたいなものものも改めて味わえた。

A:そうですね。

吉:プラスにするしかないですもんね。

A:今はね。背いちゃいけないこともしっかりあるので。と言って、そのことばかり考えて頭を垂れた人生というのは送りたくないので、やっぱり区切りは付けて。あったことはあった。でも前向いて行かなきゃっていう。

 

A:でも、そういう精神状態だとか起こったことだとか全部知ってくれているから、記事を見てて笑うところもあって、こんなところも知ってくれてるんだって(笑)。

吉:ファンクラブ会報から何から相当買ってますからね(笑)。

A:そうだったんだ。

吉:元々興味あったのが、事件きっかけでよりちゃんと調べようと思って。調べれば調べるほど好きになるんですよ。

A:ありがとうございます。

吉:面白いわこの人、って。そこを伝えたくなったんですよ。

A:読ませていただいています。

吉:良かったです、変に叩いたりしなくて。

A:(笑)いや、叩かれた人もね、それはとりあえず受け止めて。あの、バイキングの坂上くんがそうだった。彼も最初叩いてくる側だったから。でも彼を見てるとね、色んなことをフラットに言う人だから、「あ、叩いて当然だな」と。このフラットな坂上くんっていう人を知りたいなと思って、自分から会いたいってアプローチしたの。で、会うことになって、2、3時間喋ったのかな。すごくいい男だなと思って。そこから、事あるごとに連絡したりしてるんだけど。だから、叩かれても、却って面白いと思った人には会ってみたいなという気持ちは変わらないかな。

吉:ちなみに井上公造さんとかに対してもそういう感じ?

A:ない。

吉:あの野郎曲流しやがってとかもない?

A:ない。いや、ジョージョーク(笑)。ここであまり語れないから。

吉:でもつい色々言ってしまうタイプ。

A:我慢できないからね。こういうところで場を共有すると、みんな仲間だと思ってしまうわけ。これが俺が騙されるところなのね。

吉:(笑)

A:もしかしたら敵になる人がいるかもしれないから、気をつけなきゃいけないんだけど。みんなでこう共有すると「よし、仲間だ家族だ」って言ってしまう俺はダメだよな(笑)。

吉:(笑)。でも、信用できますよ、そういうところも。

 

 

Black&White

Black&White

 

 

 

 

 

BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集

BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集

 

 

 

星野源さんが語るCHAGE&ASKA ~WALK編~

本日体調不良のための有給休暇で、久し振りに空き時間を確保できて、黙々と録音/録画の整理をしてたら、今さらながら気付いたので。もう3か月前くらいの放送になるんですけど、書き起こします。

 

2017/6/26 星野源オールナイトニッポン

 

今、その創作モードといいますか、作曲、カップリング含めてずっとやっててですね、レコーディングもやって、作詞もしてって中で、ふとですね、昔から大好きなCHAGE & ASKAさんの曲を聴いてみようと思って、今日聴いたら、もうやっぱ、すげーな!って思って。

 

僕は「GUYS」っていうアルバムをとにかく何度も聴いた。あと、小学生の頃は「SUPER BEST Ⅱ」っていうベストアルバムを自分で買って、今でも実家にありますけど、何度も聴いたりとかしてました。

 

で、今日は「WALK」っていう曲をかけたいと思うんですけど、是非聴いてるあなたにやってほしいのが、今って(ネットで)歌詞検索ってできるじゃないですか。で、歌詞一緒に見ながら聴こうよ、っていうのをちょっとやってみたくて。歌詞本当に素敵で。まぁこれは、より楽曲の世界が理解しやすいってだけなんだけど。

 

僕がとにかくびっくりしたのは、曲が始まってからサビに行った時の、なんていうんですかね、ずっと海とか奥深いプールで潜水でずっと進んでて、サビのとこで急にボコーって地上に出て来る感じがするんですよ。こんなサビの入り方ある!?っていう。特に今は創作モードに入っているので、すごいな!って。Chageさんのコーラスワークもすごくてですね。歌詞も素晴らしいし、ASKAさんの歌も素晴らしいし。

 

僕がオールナイトニッポンのクリエイターズナイトっていう、8年位前に単発でやらしてもらった時に、Chageさんからコメントもらったりしたのをふと思い出したりして、今日1曲目にかけたいなと思って。

 

みんな歌詞見てる?じゃあ一緒に見ながら聴いてみましょう。CHAGE&ASKAで「WALK」。

 

CHAGE&ASKA / WALK

 

良い曲でしょう?ほんとすごい!いや~(溜め息)。良い曲だなぁ、鳥肌が立つ。今日色々調べたりしてたら、Chageさんのライブ会場でCHAGE&ASKAさんのベスト盤の販売が再開したっていうお知らせが書いてあって、すごく素敵な気持ちになりました。

 

お送りしたのはCHAGE&ASKAで「WALK」でした。

 

星野源さんのルーツの1つとしてのチャゲアスは昔から有名ですが、どうしてもSAKEROCKの頃から「はじまりはいつも雨」の話題ばかりだった感じがして、もっと本人の口から聞いてみたいなという思いが昔からあったので、とても嬉しい不意打ちでした。

 

で、好きなアルバムが「GUYS」っていうのはもう納得でしかなくて、あれは源さんがまんまコピーしても違和感がないアルバムではないかと。改めて考えると、当時J-POP界のど真ん中に居ながら、決してストレートなポップではない、ジャジーだったりファンクだったりとマニアックなサウンドのアルバムを出したこともすごいし、今の源さんと重なったりもする。

 

源さんと同世代なので不思議でもなんでもないんだけど、「GUYS」は個人的にも人生で最初に買ったアルバムであり、かついちばん好きな「最高傑作」だと思ってるので、本当に嬉しいの一言に尽きます。

 

VERY BEST ROLL OVER 20TH

VERY BEST ROLL OVER 20TH

 

 

Perfume 6th Tour "COSMIC EXPLORER" 雑感

Twitterの下書きに溜めておいたのを列挙してるだけなので、流れとかはぐちゃぐちゃです。以下ネタバレあり。自己責任で。


並べてみると不満だらけみたいに見えますが、やっぱり楽しかったです。静岡1、徳島2、和歌山1、2の4公演参加して、とりわけダントツで楽しかった徳島2なんかは、かれこれ10年近く彼女たちのライブ観てて、いちばん盛り上がったし飛び跳ねたし踊ったライブになったほどなので。

 

  • 今回のツアーの構成上のテーマとして『CEというアルバムを引っさげたツアー』と『手ごたえはあったけど東京と広島でしか演らなかった3:5:6:9を他地域の人にも見せたい』なのかな。
  • 3:5:6:9のメインコンテンツである3つ。「STORY」も「3569コーナー」も演出はほぼ同じ。「STAR TRAIN」を最後に持ってくるという点も。
  • 「STORY」に関しては、あの演出が楽曲の一部のようになってしまったので、3:5:6:9を最後にもう演らない可能性もあるなぁ、と懸念していたので、この『同じものを見せる』に当てはめることで今回もできた感じかな。
  • とはいえ、演出の世界観が強すぎるので、どの位置で披露したとしても浮いてしまうので1曲目に持ってくるのは納得。というか、あれはボーナストラックよね。もしくは前座。
  • 2曲目。実質1曲目の「FLASH」。無機質な機械音が会場をバキバキにした「STORY」の直後に、歌と呼吸の中間のようなかしゆかの"空気を揺らす"声で始まるあの瞬間は毎回身震いでした。
  • サビの『FLASH!』の部分で文字通り照明がFLASHするんだけど、それをより鮮明にするためなのか、他の部分の照明は抑えめな気がした。
  • 3曲目の「DF」は、結局最後の最後までなぜこの位置で披露したのか掴めなかった。相変わらず『さーきーまーでー』勢がウザい。自分たちのきったない叫び声でこの素晴らしい曲がぶち壊されてるの、気にならないんだろうか。
  • 4曲目「NSwY」。あの長くかつトーンダウンしていく間奏をどう間を持たせるんだろうと思ってたけど、うんまぁ、微妙だったなぁ。映像と振り付けを絡ませてはいるものの、結果より単調さを強調しちゃった気がする。とはいえ大好きな曲なので、今後はライブ用に間奏部分だけでもRemixしてもらったほうが良いかも。
  • で、MC挟んでの「寄せ集メドレー」。ほんと要らなすぎる、このコーナー。あんな寸止めの連続、消化不良以外の何物でもない。それだったら、どれか1曲をフルサイズで演ってくれ。しかも、これ用にちゃんと繋ぎ部分をRemixとかしてるんならまだしも、相変わらずのぶつ切り仕事。
  • Sweet Refrain!Sweet Refrain!Sweet Refrain!フルでSweet Refrain!やって!
  • なぜJPNでも不評だったメドレーを再度やったか。そもそもメンバーは不評だとは思ってない。むしろ好評だと思ってるはず。
  • 基本的にライブの感想を直接本人たちに伝える手段であるアンケート。ライブ後の多幸感の中で書くから、ふつうはあまりマイナスのコメントは書かない。つまり、アンケートにメドレーについて書く人は「メドレーが良いと思った」人で占められる、っていうわけかなぁと。アンケート大事。
  • ライブに向かう道中、同行者が「SR」と「RITC」と「TSPS」聴けるかなぁ、って言ってたのに、それが全部メドレー入りだった時の『ギャグかよ』感は笑った。
  • 「Baby Face」はみんなでクラップするんだけど、イントロの最後はクラップをやめて、ホールに響き渡る深めリバーブのリムスティックを堪能してほしいんだけど、まぁぺったん族多数だからそうはならないよね、、、
  • ウェーブはいらなかったなぁ。やってる側は『お、おう』って感じだったので、途中で廃止されるかと思いきや最後までやったのね。ステージから見てるとやっぱり壮観で気持ち良いのかな。あと、ウェーブは座ってる状態から立ってやるものであって、最初から立ってる状態でやってもバンザイどまりなんだよなぁ。
  • サブステで披露される「TL」(ツアー途中からは「NF」)、逆サイドのアリーナ席だとほとんど見えなかったりするのが残念。
  • あの2つのサブステージの利用機会がちょっと少なすぎるかなぁ。ほぼ、Cosmic Explorer前後の演出のためだけのステージだもんねぇ。で、「Navigate」からの「CE」。あの動く巨大鉄骨の演出はダサかっこいいの極みで好きです。
  • 爆音で聴く「CE」は圧倒的な重厚感で最高。もうヘドバンしまくった。Perfumeでこういう乗り方の曲はなかったから今後も演ってほしい曲。
  • で、今回のツアー、ライブ全体を通しての組み立て方はモヤッとするなぁ、ていうのが第一印象。
  • CEからのPMU→Cling→MWのダンスパーティブロックが怒涛過ぎて、その後の3569→ラストのブロックがそれを超えられなくて、盛り上がってはいるんだけど、結果として尻すぼみなライブになっちゃうなぁというのが、自分がツアー1発目だった静岡の後に思ったこと。
  • ダンスパーティブロックでダクダクにかいた汗が、3569のダラダラ進行の間に乾ききってしまって、一旦冷えちゃうと、そっからまた最高潮にもっていくのは割と時間がかかるんよね。
  • もちろん3569の候補はほとんどアゲ曲なので盛り上がりはするけど、さっきと同じくらいまでアガりきるのがやっぱり3曲目だったりするので、ここからさらに1、2曲アゲ曲で畳み掛けてくれええええって時にHYH→STっていうのがなぁ。
  • なので、ツアー後半戦から3569の後にパピラが入ったのは本当に願いが通じた気がして嬉しかった。そしてやっぱりいつ何時も、Perfumeのライブでいちばん多幸感を感じれるのはこの曲なんだよなー。
  • 幸い自分が行った公演はどれも素晴らしいセトリになったけど、3569の3曲目が「Handy Man」とかになったらどうしてたんだろうって要らぬ心配をしてしまうなど。今後も3569コーナー的なのをやるのは歓迎だけど、やっぱりもうちょい中盤に持って来るべきかな。
  • 世界観が強すぎる楽曲はリリース時の披露が終わればお蔵入りをせざるを得ないの一例「Cling Cling」もRemixで一気にアゲアゲチューンに様変わりしたし、周囲の評価とは逆に個人的にそこまでピンときてなかった「MW」もライブでの映え方が半端なかったのが今回のツアーのいちばん収穫ではないだろうか。
  • 今回の締めのMC、ラストの「STAR TRAIN」のイントロの和太鼓をバックにしんみりしないコンパクトな感じで収めるかと思いきや、終わった後にももう1回MCがあって、あれ1つに集約したほうが良いな。曲が全部終わった後の長いMCはなんだか違う気がするので、やっぱり曲前に。
  • アルバム自体がたいして宇宙っぽさがなかったから大丈夫だろうとは思いつつ、宇宙観を前面に押し出したステージ構成だったらどうしようと不安でいたけど杞憂で良かった。むしろ、もっと宇宙コーナーがあってもよかったのでは?とさえ思ったり。「Zero Gravity」とかさ。
  • 今回、どの会場もかつてないほどに明らかな新規客が多くて新鮮だったなぁ。アメトークとちはやふるFLASH効果の大きさを思い知った。世間的にはポリ以来の2度目のブレイク期間かな。良い傾向。
  • ただ、それとは逆に海外での新規ファンはこの1年で特に増えていないし、増やそうとするような活動も特にしてないので、MSG 2daysを本当に目指す気があるのかないのか、、、
  • あと、MSGの言わされてる感はやっぱり気になるなぁ、、、

他にも色々あったけど、下書きに残ってたのはここまで!ドームエディション楽しみ-!