The Top 25 Albums of 2015

2015年の総括!なんとか1月中に書けた!

前年よりはたくさん聴いた気はしてるけど、なんだかんだ去年もずっと忙しくて、思ってた以上にあんまり幅広く聴けなかったなぁというのがやっぱりな感想(n年連続n回目)。まだ未開封のCDもありますしね(白目)。2016年は聴き方も含めて新しいスタイルを模索しないと駄目かも。です。

 

で、絞るだけでも一苦労なのに順位なんて到底つけれないので今年も順不同で。あと、一気に書いたので最後の方はもう文章グッダグダです。

星野源 - YELLOW DANCER

YELLOW DANCER (初回限定盤A)

前々作の「エピソード」の時にも音楽好きの中で十分"ブレイクした"ムードがあったのに、それとは何次元も違うところに行き着いちゃって、ほんと2015年は彼の年だったと言っても過言ではないくらい。

内向的な、いわば陰の位置付けだったソロ名義が、SAKEROCKの解散に伴ってかどうかはわからないけど、その陽の部分を持ち込んできたかのような突き抜けた名作。
ルーツであるブラックミュージック色を強めながらも、どこまでも人懐っこい歌謡曲でありJ-POP。昨年のRandom Access Memoriesと同じく、2015年のEDMカウンター的代表作の側面もあるかな、と。

 

▼MIKA - No Place In Heaven

No Place in Heaven

エレポップに寄った(結果、評価もイマイチだった?)前作から、生楽器をふんだんに盛り込んだサウンドへと原点回帰。
"おもちゃ箱をひっくり返したよう"な怒涛のカラフルなポップチューン、"ジェットコースターのよう"に上下するボーカルとめまぐるしい展開するトラック。使い古された比喩は彼のためにあると言い切っても良いくらいです。
Perfume星野源さん、もっと言ってしまうと関さんやMIKIKO先生の作品が好きな人なら、アルバムのカラフルな世界観を表現した「Talk About You」のMVも好きだと思うので是非。(完成度は圧倒的に日本勢の方が上ですけど)



▼Tobias Jesso Jr. - Goon

Goon

ピアノと歌を軸に寄り添うギターやストリングス。心の内を静かにそして時に張り裂けそうに絞り出される歌。柔らかい木漏れ日のような60、70年代の空気とともにパッケージングされた100年後も聴けるエバーグリーンな作品。歌詞は内省的で重めな内容らしいけど、それを感じさせない美メロは中毒性あり。

 

▼髭 - ねむらない

ねむらない

ここ6年くらいすっかり離れてしまってて、その間にメンバー脱退はじめ色々あったりしたようで、そんな環境の変化の中から生み出された作品。

ラウドなツインドラムという彼らの代名詞を降ろし、内向的でフォーキーで土臭さい音楽になったんだけど、むしろ目立ってた部分が影を潜めたことによって、根底にある毒とかアイロニーみたいなものがより鮮明に浮かんできていて、そこにはやっぱり変わらない「狂騒」みたいなものがあった。

2015年の終盤はラスト曲の「闇をひとつまみ」を毎日毎日聴いてました。

 

▼Toro Y Moi - What For?

What For?

またまた路線変更の今作はサイケなギターロック。The Beatlesの中~後期を2015年の音で解釈しましたといった感じ。トラックのゆらぎ・歪みによって、その上に乗っかかるメロディーがより際立つようになって、遅ればせながら彼のポップセンスにようやく気付いた気がする。今作は物足りないという意見もあるっぽいけど、個人的にはいちばん好き。

 

▼Awesome City Club - Awesome City Tracks 2

Awesome City Tracks 2

良い意味での軽さが魅力だったかつてのシティポップも、ここ数年のリバイバルではその解釈が一気に広がって、洗練されてるのにぶっといっていう音が増えてきたその筆頭がこのバンドかな、と。自然と腰が動くグルーヴと一歩間違えば大袈裟になってしまいそうなアンセムポップスなのに、ストンとスタイリッシュにおさまってるバランス感が心地良い。

 

藤岡みなみ&ザ・モローンズ - S.N.S

S.N.S

満を持しての正式音源リリースで、2作品のどちらも期待以上。幅広い音楽のバックグラウンドを漂わせながらも純粋にキャッチーな職人技トラックに寄り添うノスタルジックなボーカルは、とにかく人懐っこくてスルッとカラダの中に入り込んでくる。マニアックにもサブカルにもJ-POPにもなり得る不思議なポジションを漂っている気がしてる。

 

▼LUCKY TAPES - The SHOW

THE SHOW

Awesome同様、近年のシティポップ界隈で群を抜いて大好きなバンド。ソウル・ファンク色は強いのに、それらの土臭さとは真逆のきらびやかさとか爽やかさが最高だし、そして何より完成度も高い。星野源さんがメジャーシーンで土壌を拡げてくれたおかげで、この辺のブラックを大衆向けに爽やかに消化した音楽は2016年もどんどん拡大していくんだろうな。



▼Miami Horror - All Possible Future

All Possible Futures

この辺のきらびやかなインディーエレポップってめちゃめちゃ多くてどれに手を出せばいいのやらで逆に全然聴かない、っていう状態だったりしてたんだけど、これは美メロ、爽快、ドリーミーと聴きやすさは断トツ。70~80年代と2010年代におけるハウス、エレクトロ、ディスコ・ミュージックを見事なまでにオシャレに配合したなぁという作品。



▼Ben Browning - Turns

Turns

Cut Copyのベーシストのソロ作品。本家同様エレポップなんだけど、メロディや展開がよりポップで時折トロピカルな音使い。とはいえ、甘くなり過ぎない絶妙なところを突いてきていて、踊るもよしBGM的にサラッと聴くのもよしな"着回し"しやすい1枚。

 

▼Moullinex - Elsewhere

ELSEWHERE

同じく今年よくお世話になったエレポップ。ゆるゆる陽気なパーカッシブトラックに波打つシンセが、ムーディー過ぎないベッドルームディスコ感を与えてくれて、休日の夜によく聴いてました。



Mr.Children - REFLECTION{Naked}

REFLECTION{Naked}完全限定生産盤(CD+DVD+USB)

Atomic Heart以降の全アルバムは(たぶん)ちゃんと発売日に買ってきたのに、小林武史氏が抜けてセルフプロデュースになったことが大きくて、しばらく買うのすらスルーしていたくらいだったんですけど、ほんとごめんなさい、大人しくさっさと買っとけやって感じの傑作でした。
1つ1つの音に意味とか想いがちゃんと込められてるんだろうなという確かな職人技と併存する、いつもは見られない気迫溢れる荒削りな感情表現は、聴いていて胸を鷲掴みにされるよう。もはやベテランの域の国民的バンドが改めて音楽に正面から向き合った生々しい作品。

 

乃木坂46 - 透明な色

透明な色(Type-A)(DVD付)

基本的にこれまでのシングルをそのまんま順番に並べたものと、B面の人気投票結果を並べただけのものなので、アルバムとしてのまとまりは皆無なんだけど、やっぱり1曲1曲のクオリティは文句なし。デビュー当初のフレンチポップ路線(オマージュ?)な曲群からの「君の名は希望」「ガールズルール」という神曲への流れは完璧過ぎて怖いくらい。国民全員が沼にハマるべきグループ。

 

Spangle call Lilli line - ghost is dead

ghost is dead

5年振りの新作。活動休止前の"らしくない"「New Season」から一転、"らしい"サウンドに戻って来て、安心安定の1枚。折り重なっていくサウンドスケープ的なアプローチから、音数は削られ、よりシンプルにバンドアンサンブルを強調しているといった変化もあれど、やはりそこにあるのは、透明感と静けさの中を泳ぐ仄かな情熱とでも言うべき唯一無二の世界。



▼ESNO - Release

Release

きらびやかなエレクトロニカでヒップホップでジャジーなトラックを淡い靄で包んで物憂げなボーカルが寄り添うドリーミーな音世界。さすがに真新しい音ってわけではないけど、DAOKO、ボンジュール鈴木、リリスク等をフューチャリングしてるあたりが2015年のサブカル音楽シーンを凝縮しているという意味でも挙げておきたい1枚。
あと、本名のKenichiro Nishihara名義の「Jazzy Folklore」も素晴らしいです。

 

My Little Lover - re:evergreen

re:evergreen

自分の音楽遍歴の中でも重要なポジションに座する1995年の超名盤「evergreen」の再構築盤と、11年振りに小林武史プロデュースによるアンサー盤「re:evergreen」の2枚組。実際そこまでアンサー的な感じの構成にはなっていないものの、20年前の「evergreen」がそうであったように、実験性を排してとことん良質なポップスを追求したアルバムであることは間違いない。あの世界観の再現がここまで完璧にできるのって、akkoさんのボーカルが良い意味で変わっていないっていうのもあるのかな。"超名盤"っていう大袈裟な表現よりも、"さらに20年後にも安心して聴ける良作"くらいがしっくりくる表現。



▼Cayucas - Dancing at the Blue Lagoon

Dancing at the Blue Lagoon

初期Vampire Weekendにトロピカルでカリビアンなエッセンスを加えたような、ゆるゆるダンサンブルが心地良い。夏によく聴いた。こうやって並べると、2015年は南国に行きたかったのかっていうくらいにトロピカルなのばっかり。

 

▼ラブリーサマーちゃん - #ラブリーミュージック

#ラブリーミュージック(初回限定盤)

めっちゃヘビロテしてるのに、1枚目からこういうのに選んじゃうのは甘やかしだ!もっともっと伸びるんだから!みたいな謎の自己内やりとりがあったりもしたけど、良いモノは良いです。

で、やっぱり、これまでネット上で発表してきた楽曲群から一気に次のステージにジャンプアップした感のある超キャッチーチューンの「私の好きなもの」に尽きます。まだ聴いてない・見てない方は是非。



CAPSULE - WAVE RUNNER

WAVE RUNNER(初回限定盤)(2CD)

パターン化されすぎちゃって巷に溢れるEDMの90%は同じ曲にしか聴こえないんですけど、そんな中でやっぱり生粋のポップス職人が作れば別物だなぁという1枚。いつもEDMをdisってるけど良いものは良いよね。天ぷらがあんまり好きじゃないんだけど、美味しい天ぷらは大好きっていうそれと一緒。(文章書くのだんだん疲れてきた)

 

 

▼ぼくのりりっくのぼうよみ - Hollow World

hollow world

年末に滑り込んできたばかりで正直そこまで聴きこめてない中、年間ベストに入れるか迷ったりしたものの、17歳とは思えないその表現力と今後の音楽シーンを席巻していきそうな可能性に負けた。
個人的な経験と照らし合わせると、七尾旅人RADWIMPSが出てきた時の衝撃を久々に蘇らせてくれたなぁ、と。



▼akisai - images

images

今年のschole枠(というのがあるわけではないけど)はこれ。なぜか2015年はなんちゃらニカをあまり聴き漁らなくなかったなぁと今気付いた。そんな中、安定の上質フォークトロニカに管楽器が絡みあうこの質感はありそうであまりなかった音の温もり。映像も素敵です。

 

大塚愛 - LOVE TRiCKY

LOVE TRiCKY (CD+DVD)

全編エレクトロハウスをベースにしてクールな側面を見せようとしているんだけど、それに乗っかるメロディがどうしようもなくキャッチーという彼女にしか作り出せない領域。ボーカルの耳触りの良さも最高。元気いっぱいな「さくらんぼ」イメージしかない人全員にとりあえず聴いてほしい。

 

でんぱ組.inc - WWDD

WWDD (通常盤)

でんぱ組を象徴してきたエキセントリックでめまぐるしい展開の楽曲群よりも、奇を衒わない王道な楽曲群の方が圧倒的に再生回数が多くて、これってつまり、そういう域に達せたってことだよねと勝手に感慨を覚えたり。相変わらずの多忙っぷりだけれど、割と終わりが見えてるグループだけに、それまでにたくさんの作品を残して欲しい。個々のキャラや声がちゃんと立ってるからこそ、どんな楽曲を歌ってもでんぱ組の曲になるわけだから。

 

▼Outfit - Slowness

Slowness

売る気があるのか問い詰めたくなるほどの気持ち悪いジャケはさておき、淡々としたリズムにやっぱり淡々と優しく美しく流れるギターにシンセにキーボードにボーカル。これは寝れるな、と思いきや前触れ無く突如歪みだす音像は一発でクセになります。例えるなら、サラッと聴けるレディオヘッド(例えてみたけれどあんまりピンときてない)。

 

▼Everything Everything - Get To Heaven

Get to Heaven

メジャー感が増す度にバンドアンサンブルもボーカルも変則かつ複雑になってきてて、でもちゃんとキャッチーさは損なわれてなくて、本物だなぁとか感じたりしてる。

 

以上。

 

ちなみに、前年までのベストは下記。

 

The Top 20 Albums of 2014

今年も良作大量で満足の年でした。

なので、絞りきれずに20枚!上位15枚は簡単なコメントとYouTubeを埋め込むっていう音楽BLOGっぽいこともちゃんとしました。

順不同でどうぞー。

▼蓮沼執太フィル - 時が奏でる

時が奏でる

15人編成のフィルオーケストラバンドでありながら、決して重厚なものにはならず、深く広く立体的な音像がひろがる。鳴らされる音のパズルの一つ一つは緻密に適度な寄り添い方で構成されていく様はもはや芸術作品の域。飛び抜けて明るい気分になるわけではないけど、言葉にならない不思議な幸せを運んでくれる名盤。

▼Idiot Pop - UNIVERSE

UNIVERSE

打ち込み中心の前作までとは打って変わってフィジカルな演奏が多くを占め、多彩なゲストも巻き込んだ結果、まだまだ秘められていたポップセンスが一気に開かれ増幅した傑作。ベースはみんな大好きキラキラダンスチューンながら、90's J-POPな歌メロ、00'sのくるりスーパーカーあたりのピコピコフューチャーロック、NujabesHIPHOP×ピアノトラック、近年のエレポップ/ハウスetc、同世代の多くの人があてはまりそうな音楽遍歴を凝縮してパーティー会場に持ってきましたな1枚。

▼Dorian Concept - Joined Ends

Joined Ends

ライブメンバーとして参加しているFlying Lotusのカオティックさとは真逆の、繊細できらびやかな透明感あふれる音像。現代音楽的な発想を散りばめたミニマルなアンビエント・テクノ。職人的に構成される緻密なトラックながら、人肌の温もりが自然と伝わってくる絵画のようであり童話のような作品。ジャケットも本人によるコラージュ作品だそうで、彼にとって音楽とビジュアルはボーダーレスであることを物語ってる。

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▼Ryan Teague - Block Boundaries

Block Boundaries

電子音と生楽器が温かくミックスされたキラキラでミニマルなポストロック/クラシカルという個人的大好物な要素に溢れた作品。加えて、これまた一時期ハマっていたインドネシア方面を伺わすペロッグ音階な楽曲もあったり。仄かな明かりのお風呂にゆっくりつかって聴いていると、天井に銀河が広がってくる至福。

▼The Royal Concept - Goldrushed

Goldrushed

若干エレクトロを織り交ぜつつな爽やかダンスロックに、アンセム必至のエモキャッチーなメロを甘いハイトーンボイスで歌い上げる。2014年においてまだまだ勢い衰えないベタな組み合わせだけれど、リード曲「On Our Way」を筆頭に、一気に駆け上がって行く熱量に歌い踊らざるをえない。と思いきや、いきなりケニーGのメロウなサックスソロが挿入される曲があったりと、色々痛快で楽しい一枚。

▼Torn Hawk - Let's Cry And Do Pushups At The Same Time

Let's Cry & Do Pushups at the Same Time

ギターを軸に据えたミニマルなクラウトロック/アンビエント。音の粒は割と粗いというかローファイな感じで、でもそれが独特の空間を作り出してて、長年個人的おやすみミュージックである「Limp」の「Orion」を彷彿とさせる「無機質っぽいのに宇宙的開放感に溢れてる」感じが最高に癒される。

▼ゆるめるモ!×箱庭の室内楽 - 箱めるモ! 

箱めるモ!

楽曲だけじゃなくて活動そのものがゆるゆるすぎて、悪い意味で年相応の若さを感じられないゆるめるモ!が、箱庭の室内楽によるピュアで青春直結な楽曲に乗っかり、見事なまでに化学反応が起きた奇跡のコラボ。シューゲ、ニューウェイブ、ヒップホップ、エレクトロ、ドリームポップ、オルタナロックとおもちゃ箱のような賑やかさが、すべてゆるゆるボーカルでコーティングされ、統一感を出している。モ!単体より断然好きなので、このコラボでの定期的な活動が望まれるところ。

▼Mark Barrott - Sketches from an Island

Sketches from An Island

バレアリックという、「バレアリス諸島のDJがかけるような音楽」というピンポイントすぎるジャンルだそうです。ジャケのイメージそのまんま鳥のさえずりや波の音をサンプリングしつつ、トロピカルでゆるいビートの揺らぎの中で、ここだけは流れる時間のスピードが違うんじゃないかと錯覚するハンモックミュージック。南国っぽい音楽はたくさん溢れてるけど、それらとは明らかに異なる地中海の暑すぎない常温な空気感の気持ち良さは絶品。

▼ODESZA - In Return

In Return [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC432)

なかなか終わりそうにないEDMブームに疲れた人に。クラブ映えするトラックにエモいメロの多幸感はそのままに、淡々としたダウンテンポながら夢見心地な開放感の中に漂う郷愁感。その郷愁感は日本的エッセンスな音色によるものだったりして、まんま日本人の琴線に触れやすいサウンド。

きゃりーぱみゅぱみゅピカピカふぁんたじん

【Amazon.co.jp限定】 ピカピカふぁんたじん (通常盤)(ピカピカクリアファイル付)

中田さんに求める楽曲としては、今のPerfumeより断然きゃりーの方が好き、と言いつつも、年間ベストに入るようなアルバムがなかなか出なかった中での、ようやく会心と言えるアルバム。そもそも天才的なポップセンスで溢れているのに、さらに過剰なまでのキャッチー感を詰め込んでたこれまでと比べ、純粋に楽曲の良さが見える仕上がりになった印象。「きらきらキラー」が素晴らしすぎる。

waffles - Coloration/カラレーション

Coloration/カラレーション

イメージとは裏腹に意外と骨太な演奏をするバンドだったが、今回はとにかくコード進行、転調、アレンジ、演奏、あらゆる面で丁寧に繊細に作りこまれている。ただ、聴き手にはその複雑さを感じさせず、耳へ脳へ気持ち良く入ってくるのはポップス職人芸。シティポップス寄りではあるものの、ザ・シティポップスにはならず、彼らしか出せない良いバランスを保った良作。100万枚売れて良い名盤。

アイの夢

アイの夢

 

偶数マジック

偶数マジック

▼Cradle Orchestra & Giovanca - Wherever To

ホエアエヴァー・トゥ / Wherever To

速攻ShazamをDLしてiPhoneかざして調べて即買いしたのは、今のところこれが最初で最後。ソウル、ジャズ、ヒップホップ、クラシックをスタイリッシュかつ人懐こく融かしたようなトラックとボーカル。2014年と言われればそうだし、2000年と言われても2030年と言われても疑わないエバーグリーンな耳へのフィット感。このエントリー書くためにググったら日本人トラックメイカーとオランダの歌姫とのコラボとのこと。日本人素敵やな。

というか、Victorさん、Youtubeにフル尺でupしろとは言わないけど、サビに入った途端にフェードアウトされるトリミングはどう考えてもプロモーションする気ないですよね...

▼OLDE WORLDE - The Blue Musk-Oxen

The Blue Musk-Oxen

ハイトーンボイスな男性ボーカルの量産体制が続くここ数年、ほんとに不純物ゼロの中性的で無垢なハイトーンボイスは唯一無二。シンプルなアコースティックアレンジながら高い自由度と多彩な表現力は、春の訪れとともに芽吹く生命のようなワクワク感を見せてくれる。マイペースなリリース間隔も天才っぽさを醸し出してる。

▼toconoma - TENT

TENT

この手のインストジャムバンドにありがちな、テクニックに走り過ぎてアルバムを通して聴くと疲れる、といったことはなく(別に下手と言っているわけではない)、ストレートにキャッチーで踊れる楽曲が並ぶ。四つ打ちダンス・ミュージックをベースに、ジャズ、ボッサ、ラテンetcを織り交ぜてポップに仕上がっていて爽快。

▼no.9 orchestra - Breath in Silence

Breath in Silence

no.9の既存楽曲をギターやヴァイオリン、ピアノといったフィジカルなバンド演奏で再構築。豊穣で美しいサウンドスケープはそのままに、重なりあうアンサンブルは力強く立体的に響き伸びていく。

▼Kalipo - Yaruto

Yaruto

 

▼Ryan Hemsworth - Alone for the First Time

Alone for the First Time

 

JASON MRAZ - Yes!

Yes!

 

▼レキシ - レシキ

レシキ

 

▼[.que] - Water's Edge

Water's Edge

 

2014年7~12月の音楽

2014年下期。良作多数。 

 

名古屋の1年を契機にCD媒体へのこだわりがなくなって、配信購入が増えると、必然的に1.5倍くらい買えるようになった。

Slow Waves

Slow Waves

 

 

Joined Ends [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC440)

Joined Ends [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC440)

 

 

MINUS TIDE

MINUS TIDE

 

 

In Return [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC432)

In Return [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC432)

 

 

Forever

Forever

 

 

While (1<2)

While (1<2)

 

 

Alone for the First Time

Alone for the First Time

 

 

 

ボールルーム

ボールルーム

 

 

Goldrushed

Goldrushed

 

 

HEAVEN

HEAVEN

 

 

Let's Cry & Do Pushups at the Same Time

Let's Cry & Do Pushups at the Same Time

 

 

Awake (ボーナス・トラック収録 / 解説付き)

Awake (ボーナス・トラック収録 / 解説付き)

 

 

Octave Minds - A collaborative album by Boys Noize & Chilly Gonzales [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC441)

Octave Minds - A collaborative album by Boys Noize & Chilly Gonzales [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC441)

 

 

Blind As Night

Blind As Night

 

 

Ritual in Repeat

Ritual in Repeat

 

 

Yes!

Yes!

 

 

Early Riser

Early Riser

 

 

Our Love

Our Love

 

 

Too Bright

Too Bright

 

 

Yaruto

Yaruto

 

 

Redinho [帯解説 / 国内仕様輸入盤CD] (BRNM28)

Redinho [帯解説 / 国内仕様輸入盤CD] (BRNM28)

 

 

Aelita

Aelita

 

 

At Best Cuckold

At Best Cuckold

 

 

 

Completement Fou

Completement Fou

 

 

Keeping Track of the Human Race

Keeping Track of the Human Race

  • Hybrid Leisureland
  • Ambient
  • ¥1650

 

BLURRED

BLURRED

 

 

The North Borders [帯解説 /ボーナストラック1曲収録 /国内盤] (BRC368)

The North Borders [帯解説 /ボーナストラック1曲収録 /国内盤] (BRC368)

 

 

Night Is Young

Night Is Young

 

 

Intro Bonito

Intro Bonito

 

 

虹の彼方 Remixes

虹の彼方 Remixes

  • Akira Kosemura
  • Electronic
  • ¥1000

 

Asleep Versions

Asleep Versions

 

 

Block Boundaries

Block Boundaries

 

 

Water's Edge

Water's Edge

 

 

Physis

Physis

 

 

Breath in Silence

Breath in Silence

 

 

2.0.1.1.

2.0.1.1.

 

 

Coloration/カラレーション

Coloration/カラレーション

 

 

The Blue Musk-Oxen

The Blue Musk-Oxen

 

 

Tokyomelancholy -トウキョウメランコリー-

Tokyomelancholy -トウキョウメランコリー-

 

 

MANTLE 【通常盤】

MANTLE 【通常盤】

 

 

Oh Yeah!!!!!!!

Oh Yeah!!!!!!!

 

 

楽園

楽園

 

 

HYPER FOLK

HYPER FOLK

 

 

sense

sense

 

 

Spring Field EP

Spring Field EP

 

 

TENT

TENT

 

 

ブリッジ BRIDGE

ブリッジ BRIDGE

 

 

The Cloudtails

The Cloudtails

 

 

ホエアエヴァー・トゥ / Wherever To

ホエアエヴァー・トゥ / Wherever To

 

 

Simple

Simple

 

 

Interlude

Interlude

 

 

International

International

 

 

ホシ (Hoshi)

ホシ (Hoshi)

 

 

La Isla Bonita

La Isla Bonita

 

 

Bright Penny

Bright Penny

 

 

Alium

Alium

 

 

UQiYO

UQiYO

 

 

√ (root)

√ (root)

 

 

クルミクロニクル Touch Me

クルミクロニクル Touch Me

 

 

クルミクロニクル 17

クルミクロニクル 17

 

 

 

ちゅるりちゅるりら(通常盤)

ちゅるりちゅるりら(通常盤)

 

 

でんぱーりーナイト(通常盤)

でんぱーりーナイト(通常盤)

 

 

愛があるから! !

愛があるから! !

 

 

LEVEL3 (Bonus Edition)

LEVEL3 (Bonus Edition)

 

 

Cling Cling (完全生産限定盤)(DVD付)

Cling Cling (完全生産限定盤)(DVD付)

 

 

ワタシ…不幸グセ  通常盤

ワタシ…不幸グセ 通常盤

 

 

コップのフチ子公式ソング きっといい場所(フチ) / 絶対パンティーライン(正式非公認ソング)

コップのフチ子公式ソング きっといい場所(フチ) / 絶対パンティーライン(正式非公認ソング)

 

 

Unforgettable Final Odyssey

Unforgettable Final Odyssey

 

 

夏のFree&Easy

夏のFree&Easy

 

 

何度目の青空か?

何度目の青空か?

 

 

光のシュプール (通常盤)

光のシュプール (通常盤)

 

 

サンシャイン日本海  通常盤

サンシャイン日本海 通常盤

 

 

わらって.net/My かわいい日常たち

わらって.net/My かわいい日常たち

 

 

LOVE FANTASTIC

LOVE FANTASTIC

 

 

Universal Language

Universal Language

 

 

Come See Me - EP

Come See Me - EP

  • she
  • Electronic
  • ¥800

 

Schrodinger's Scale

Schrodinger's Scale

 

 

FACE

FACE

 

 

THE BEST OF CTS

THE BEST OF CTS

 

 

Gold Skies

Gold Skies

 

 

breath

breath

 

 

Synthese

Synthese

 

 

 

 

First Album(通常盤)

First Album(通常盤)

 

 

 

さよならの向う側

さよならの向う側

 

 

アンモナイト!/黄昏のラプソディ

アンモナイト!/黄昏のラプソディ

 

 

港湾都市

港湾都市

 

 

Sunny

Sunny

 

 

THE PIER (通常盤)

THE PIER (通常盤)

 

 

FLY

FLY

 

 

光るなら

光るなら

 

  

足音 ~Be Strong

足音 ~Be Strong

 

 

虹色涙

虹色涙

 

Ghost Stories

Ghost Stories

 

 

 

WE ARE HERE

WE ARE HERE

 

 

ごめんね

ごめんね

 

 

DVD/Blu-ray

 

WORLD WIDE DEMPA TOUR 2014 [DVD]
 

 

 

KAN BAND LIVE TOUR 2014【Think Your Cool Kick Yell Come On!】 [DVD]
 

MULTI MAX - MAXISM IN BUDOKAN

MULTI MAX - Oki Doki

 

2014.12.20 仮面チャウダー 〜YAJIO CRAZY〜 チャウ大ユニバーシティインターナショナルコラーゲンハイスクール

つぶやく場所がないので、ここに箇条書きでメモ程度に記録を。
残しておかなきゃ!と思うくらいに期待をはるかに上回る素晴らしいイベントでしたので。

淡々と書いてて伝わらないだろうけど、終始笑いっぱなしで、グダグダしつつも5時間があっという間でした。

・イベントのノリをざっくり言うと、俺ら世代で言うスペ中ですよね。
・メインコンテンツは、ルーレットを回してお題に対して各自が歌っていくというもの。

Perfume部分の前に、各出演者の簡単なメモ。

住岡梨奈
・初めて聴いたけど、miwaの輪郭をはっきりさせたような歌声。
・アコギの音がパキッとしすぎなんだけど、あれで良かったのかな。
・『フレンズ(レベッカ)』NOKKOのモノマネが完成されすぎてた。そもそも声が似てるっちゃ似てるのか。
・自曲を歌える機会が一番多かったのに、「ルー大柴風で」「トータス松本風で」という難題かつ上手くこなせなくて、サイコロ運の無さが真面目にかわいそうだった。
・たまにいきなり大声出すんだけど、心臓に悪いからやめてー。

YO-KING
・安定の『Hey!みんな元気かい?』からの『Oh Yoko!(John Lennon)』と『I'll Be Your Baby Tonight(Bob Dylan)』をちょっとづつ繋げて、制限時間内にギュッと詰め込む理想的な形。
・新解釈すぎる『じょいふる(いきものがかり)』のカラオケ。

奥田民生
・声量と伸びは他の出演者と比較にならないほど圧倒的で、一気に城ホール全体が引き込まれる。
・『働く男』と『さすらい』の豪華な2曲。
・『アリよさらば矢沢永吉)』これまた完成されすぎてる永ちゃんモノマネ。

浜崎貴司
・いきなりの『幸せであるように』。生で聴くの何年ぶりだろうか。終始笑いっぱなしのイベントにおいて、この曲だけは涙ぐむ。曲単位で言えばこの日のハイライト。
・『若者のすべて(フジファブリック)』見事な浜崎節。他の人もモノマネしたい気持ちをぐっとこらえて自分の歌として披露してほしかったなぁ、、、
・「本人たちの前で『wonder2』キタ━(゚∀゚)━!」は残念ながらなかった。

山内総一郎
・志村さんのいたフジは何度も何度もライブに通ってたけど、今の体制になってからはライブどころか音源すら全く聴いていなくて、ちょっとイレギュラーな形でようやく初聴き。
・なんか色々思うことあったけど割愛。

星野源
・『夢の外へ』最高かー。
・『MOTHER(奥田民生)』途中から本人も参加。プロのハモリっぷりの素晴らしさ。
・『君は薔薇より美しい布施明)』武道館でもやってたけど、やっぱり源ちゃんにはあまり合ってないよなぁ。半音下げにしてたけど、たぶんもう半音くらい下げたほうがいい。
・名曲『くだらないの中に』をトータス松本風に。即興で歌詞を関西弁にしたり語りを入れたり。住岡さんとは対照的に完璧過ぎるアドリブ、おちゃらけてるようで楽曲の世界観が崩れていないのはさすがのひと言。

吉井和哉
・『TALI』吉井さんの通常の歌声を普通に聴けたのはこの曲だけ。
・『やさしくなりたい(斉藤和義)』はせっちゃんモノマネ。
・アンコールのバンド演奏曲『YMCA』は西城秀樹モノマネ。
・プロがプロのモノマネすると凄い、というのが良くわかったけど、みんな本人の歌声で聴きたいんじゃないかなと思ったり。

で、休憩を挟んで、ゲスト講師としてPerfume先生登場。

・ゲスト扱いだし、おそらく事前リハとかほぼナシ。
・「アメリカから来たダンスの先生」という設定で、カタコトの英語を求められるところなんだけど、World Tour直後なのでちょこちょこ発音が良くてちょっとした「コレジャナイ感」。
・のっちの「I♡NY」Tシャツのダサさが5周くらいして可愛い。
かしゆかに扮した星野さん(ほしゆか)。
・あ「キューティクルがかしゆか並みだわ」ほしゆか「Thank you~(女声)」
・の「アメリカの風を吹かしにやってきました」
Perfumeファン全員「(ノチルダじゃない)」
・あ「(ダンスの見本を見せるのに、スペースが狭くないかと心配され)私たち昔2畳のところで踊ってました。大丈夫!苦労してます!」
・2時間ずっと弾き語りやチープなカラオケ音源だったのに、いきなりポリのブリブリ爆音で草不可避。
Perfumeのダンス=MIKIKO先生なので、ポリのサビ部分はあんまり好きではないんだよなぁ。
・あ~ちゃんの引き笑い絶好調。

かしゆか担当…星野源YO-KING、山内総一朗
・あ~ちゃん担当…吉井和哉桜井秀俊、住岡梨奈
・のっち担当…奥田民生浜崎貴司ハマ・オカモト

・"ああプラスチック~"部分の出す足を間違えるのっちに鋭く突っ込むあ~ちゃん。
・休憩中にカレー食べ過ぎた奥田さん、スパイスの発汗作用で早くも汗だく。
Perfumeがダンスをレクチャーという絵面はTV番組で何度もあれど、ふつうはカットされる練習部分が丸々見れるのは貴重。
奥田民生浜崎貴司吉井和哉真心ブラザーズというベテランミュージシャンが「可愛く」「真面目に一生懸命」ダンスを練習する姿は、本当に可笑しくて愛おしくて、会場はずっと笑いっぱなし。
・なぜか練習中の音出しはCDラジカセ。が、サビ前のポリジャンプ着地時にCDが音飛びするという笑いの神様降臨。
・各担当ごとに分かれての練習。3人それぞれが歌いながらの指導で、ポリの生歌が輪唱みたいになって延々とホール内に響き渡るのは本当にカオスPerfumeファン目線では、ここが今回のイベントの一番のポイントかな。
約1時間ずっとポリリズムを歌い踊ってるのを延々見させられるイベントとかどう考えてもヤバすぎる。
・民生、浜崎、ハマのポリ合唱
・授業終わりで真っ先にハケるのっちさん。
・星野「みんなどんな気持ちで見てるんだろう」吉井「ムカついてたらリアルタイムで呟いてね」
・浜崎「やっぱりPerfumeは可愛いよね」→地味にいちばん生き生きしていたのは浜崎さんだったなぁ。

・最後の全員でのバンド演奏時にPerfume再登場。アカデミックガウン(?)と角帽姿が可愛すぎたので公式さん画像ください。
・ダブルアンコールは全員で『We Are The World』。かしゆかたくさん歌ってた。あ~ちゃんはぼちぼち。のっちはほとんど歌わず。
・これも事前リハには参加していないだろうから、とりあえず一緒に体揺らしててくらいの依頼だったんだろうけど、かしゆかは普通に歌詞知ってた、とかなのかな?
・アンコール後、またしても全メンバーの中で真っ先にハケるのっちの安定感。

・ダブルアンコール後は、今回参加できなかったトータス松本の「いい女」弾き語り映像。小芝居満載で最後の最後まで曲を帰らせないサービス精神。

・このイベントを知った時に抱いた「子供の頃にいつも聴いていた憧れのあのミュージシャン達が若い3人娘にデレデレするイベント」そのものでした。

・あと、Perfumeにしか興味ないですみたいな人たちのあからさまな態度はほんと酷かった。会場内でも目立つ。イベントの趣旨を事前に調べた上で二度と来んな。

以上。適当すぎてすみません。