世界には涙を流すことのできない哀しみというのが存在するのだ

「世界の終りと〜」読み終わった。クライマックスに差し掛かったあたりで駅に着いちゃったから、駅ホームの椅子に座って一気に読みきった。やばい。中盤あたりから2つの話がジワジワとリンクし出して最後に1つになるあの展開はゾクゾクする。神。今まで読んだなかで最高傑作かも。あえていうなら「ハードボイルド〜」の中盤部分がファンタジー(現実っぽくない)に寄って行き過ぎたのがちょっと気になった。「現実の世界」と「私の中の意識世界」の対比のためにはあそこはちょっと現実から離れ過ぎやったかも。わわわ、俺偉そう。ごめんなさいごめんなさい。まじで最高傑作なんだよ。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

んでもって、友達から話題の「電車男」借りた(ついに30万部突破したらしい)。この見事なまでの差がおもしろい。

電車男

電車男