安藤裕子 / Live 2008 Encyclopedia.


渋谷C.C.Lemonホール


初ホールねえやん。
広い会場の方が楽曲が演奏が歌が映えて案の定良かったです。
ライティングも世界観をより深めていて、幾度となくハッとさせられたし。


ハイライトは本編の後半。
CDの繊細な美しさそのままに骨太に唄い上げられた「海原の月」から一転、
これまでのねえやんのライブに足りなかったのはこれだよ!な展開に突き進む。
会場を縦横無尽に揺らし疾走する「パラレル」から、
喜びも悲しみもすべてを前向きに消化した「ぼくらが旅に出る理由」でぱぁっと光が開ける。


体調不良で直前まで家でぶっ倒れてたのもどこへやら。
この完璧に流れのハマった3曲でスコーンと全快。


そして圧巻のラスト「聖者の行進」。
真っ赤に染まったステージ上に揺れるシルエット。
小さな身体から獣のように魂を搾り出し歌うその様に、
身体を痺らせながらも、聴く度に安堵を覚えるのは何なのだろうか。


にしても、観る度に進化を遂げているから飽きないです。ねえやんは。
まだまだ発達途上やから、まだまだ楽しませてくれるハズ。です。