'STANDARD' Release Party@六本木Superdelux


静かな夜に部屋のソファにひとり身を委ねて聴いてりゃ満足。
みたいな偏見がなんとなくあったのかなかったのか、
この手のジャンルは結構前から好きなわりに、Liveにはほとんど足を運んだことがなくて。
今まで何してたんだろう、と軽く後悔しました。この日のイベントで。


時間の都合でメインのConchillは見ずに帰ったのだけど、
総じて、部屋で聴く音源の何十倍も素敵な空間に導かれた夜でした。


とりあえず、ハコの柔らかい空気が素敵過ぎた。
音楽だけでなく、アートとか映像とか全クリエイティブ対応型な感じ。
場所柄か、ドリンクが800円と割高なのがあれだけど。


●4 bonjour's parties
このイベントのいちばんのお目当て。ようやく。


トランペット、トロンボーン、フルート、ビブラフォン、ピアニカ、etc。
メンバー7人に対して、トイ楽器含め20近い楽器が置かれていて、
曲ごと、どころか1曲の中でも次々と持ち替えながらの1:n演奏や
複数人がひとつの楽器を奪い合いながらのn:1演奏まで。
楽曲だけでなく、編成も目の離せない展開で、視覚的にも楽しい。


ひとつのひとつの音はシンプルで、演奏も決して上手とは言えないんだけど、
それぞれが一緒に鳴らされることで魔法がかかるというか。
音楽の真髄を改めて実感した。


●miyauchi yuri
ギターとシンプルなリズムをリアルタイムでループサンプリング。
まるで囁くように爪弾かれたギターのフレーズが幾重にも重なっていき、
とてもひとつの楽器とは思えないほどに幾つもの表情を持った音が絡み合う。


目の前で紡がれていく構築作業はLiveでしか味わえない贅沢であって、
完成系であるCDでは味わえないなぁ、と思って帰り際にCDは買えなかった。


gutevolk+aus(+miyauchi yuri+イトケン)
いつのまにか追加になっていた嬉しいサプライズ。
見たかった二組が贅沢にも共演。


もう一厘の汚れもない透き通った世界がCDそのまんまに広がっていて、
お酒も良い感じにまわってきて、終始ニコニコしていた気がする。


そういやグーテ西山さんがイメージ通りの妖精だったけど、
喋るとふつーにおもしろいお姉さんでびっくりした。


あと、イトケンさんのD.V.DのLiveも見てみたい。