2日目


海外は2回目なのだけど、
1回目のインドネシアの時は行きの航空券だけ取って飛び立ち、
1ヶ月間現地で行き当たりばったりの旅をするという、
自由過ぎる(無謀というか馬鹿)経験をしていたので、
空港からホテルに向かう車の中で延々続いた、
ツアーガイドさんの懇切丁寧な説明に早くも窮屈さを覚えてしまう。


でも、まだ人通りの無い明け方の街並みを車窓から眺めてたら、
ワクワクしてきたし、ようやく海外に来てることを実感できた。
国は違えどそこは同じ東南アジア。
インドネシアで見た風景、吸った空気と重なり懐かしく思う。


走ること45分。
中心街から離れた閑静な場所に立つホテルに到着。


ほんとに出発2時間前に準備をはじめたりしたもんだから、
泊まるホテルとかタイの通貨とかそもそものツアー内容とか、
全く知らないまま来てしまったのだが驚いた。


いわゆる最高級ホテルってやつ。
ホテルの敷地内移動用の車とか贅沢過ぎ。
あとプール3つ、スパたくさん、テニスコート等いたれりつくせり。
金欠だから貧乏旅行でええやん、
て思ってたけどこれはこれで俄然楽しくなってきた。
ベッドの上で「リゾートフォー!」とか叫びまくってた気がする。
でもやっぱ男3人で泊まるとこじゃないのも確か。
やっぱ女友達も誘うべきだった。



朝食は和洋中いたれりつくせりな豪華バイキング。
明らかに腹の許容範囲越えてるだろ、
な量を盛る。僕ら庶民。


そっからプーケット島観光。
ほれニホンジン、金落としていきやがれ。
と言わんばかりにブランドショップや土産物屋に連れて行かれる。退屈。


そんな中飛び抜けて面白かったのは象。
男のくせに虫を掴めない軟弱な現代っ子が蔓延っている近年ですが、
俺は虫はおろか犬や猫をはじめとする動物全般が苦手。


というわけで、はじめて見る馬鹿でかい象を目の前にして、
おしっこちびりそうでしたよ、実は。


でも、旅行(しかも海外)って非日常というか、
ずーっとお酒が入ってる時みたいなテンションだったりするので、
躊躇することなく乗り込めた自分に驚きかつ誉めた。
基本的に2人づつ乗るんですが奇数のため俺だけひとりで。


見た目ごつごつなのに結構柔らかい象の肌は、
体毛がいちいちぼうぼうに長くてキモかった。
でも耳の裏側とかだけ豹柄だったりするニクイ奴。
シックなのに内側にかわいいストライプ入ってるジャケットとか大好きですもん。
結構長い時間乗っていたけど全然飽きなかったなあ。



そして昼食は観光客向けであろう高級そうなレストラン。
フロアの真ん中ではピアノの演奏してたり。
ただ、料理が激マズで半分は残した。あれはしかたがない。
そんな中飛び抜けて美味しかったのがバナナジュース。
普段はコーヒーか紅茶しか飲まないけど、
東南アジアに来たらやっぱフルーツのジュース頼むべきです。
絞りたての新鮮なフレッシュジュースは本当においしい。


あと、初日にして携帯を紛失してテンションガタ落ちしたり。
でも1時間後にあっさり見つかったり。
ていうか朝5時にプーケット着いたもんだから、
こんな濃い時間過ごしてるのにまだ14時とかスゴーて思った。


ホテルに帰ってから敷地内にあるプールへ。
オーシャンビュープールという名の通り、
オーシャンをビューできちゃうとても優雅なプール。
プールサイドのデッキチェアには品のあるガイジンさんがいたり。
それでも市民プールのノリではしゃぐ、僕ら庶民。



夜はタクシーでパトンへ。
トムヤムクンとかグリーンカレー、でっかいチキンを食らう。
トムヤムクンの想像を絶する辛さに滝のような汗をかきつつ、
またまたインドネシアを思い出して嬉しくなる。


そんなこんなで充実した1日。