ROCK IT PUZZLE!! vol.5@Rain Dogs


どのバンドも良かった。


名前はわからんけど明らかに年下なバンドの演奏を聴いて思ったのが、くるり、ナンバガ、最近ではフジファブあたりを聴いて育ってるバンド君たちってのは、あーいった感じのは簡単に作れちゃうんだなーてこと。凄いというか羨ましいというか。でも、こういうのもすぐに飽和状態に入ってしまうんだろうな。完全にバブル崩壊したギターロックシーン同様、そのベースにどれだけオリジナリティを乗っけられるか、センスが窺えるか、が結局のところ分かれ目であって、あと一歩、の状態で散っていくバンドが多い。つまりはバンドマンみんなガンバレ(結論おかしい)。


相も変わらず調子の波の激しいwafflesは前半ちょっと微妙だったけど、中盤以降はすごく良かった。それが酒と疲れのせいで夢と現実の間をユラユラしてたせいなのかどうかはわからんけど、魔法がかかった状態ってこんな感じだろうなと思った。とりわけこの日の「帰り道」の鍵盤の音色がすごくセピア色をしてて、瞼を下ろしたら、下校のチャイムを背に駆け出す少年少女の長い長い影がはっきりと見えてきた。昨年の東京ワンマンと匹敵するくらいに、この日のこの曲は脳裏に焼き付いて離れなくなると思う。あと、こっそりとこれからの活動についての良い報告を聞けて嬉しかった。楽しみ。