渋谷タイガー@渋谷CLUB QUATTRO


客電が落ちて流れて来たSEに意表を突かれて大きく身震い。てっきりPLATONが先だと思い込んでいたこと、プラス、その曲が、過去の青くて春い記憶を悪戯な春風の如くヒラッと呼び起こすようなメロディー=「INTRO」*1だったこと。既にここでウルッときてた。うん、きてたきてた。


曽我部恵一BAND
あー、あーいう人LUNA SEAでドラム叩いてたなー、みたいな風貌になっちまった曽我部恵一BANDはこの日は初っ端から異様なテンションで。いきなりの「テレフォン・ラブ」でLIVE終盤みたいな大合唱とキレ様。「INTRO」で心掴んできておいて、サニーデイのサの字も無い熱い演奏。ロケンロールだ、ほんと。最近の傾向についてなんだかんだ言ってはいるけど良いものは良い。ギターリフをブリブリ鳴らす「世界のニュース」とかカッコ良過ぎるもの。


で、ソカベ終了後、PLATONの出番が控えてるにも関わらずまさかのアンコールの手拍子。対バンLIVEの途中のバンドでアンコールなんて初めて見た。次のPLATONを気の毒に思っていたら、まさかのメンバー再登場。後ろで転換してる中、ギター1本とナイスなコーラス隊による「コーヒーと恋愛」。歓喜。


●PLATON
どうやら今回のイベントは彼ら企画らしい。なるほどどうりで。がしかし、フロアの密度が一気に低くなっちゃって少し気の毒。


で、あの伸びやかなハイトーンボイスを生で聴けて、さらにMCの時まであの声だったのに感動。でも曲間での語りは嫌いじゃないけど、全曲毎にやられるとちょっとウザく感じる。な。


超好きな「アンダーザミラーボール」をアンダーザミラーボールの状態で聴けてトロトロに溶ける。ちょっと音がしょぼくて音の洪水に飲まれそこねたけれど。


それにしても、あの曽我部さんのキレっぷりは、ほんと来て良かったと思わせるね。ほんと。

*1:from LOVE ALBUM