矢井田瞳 / COLOROCK LIVE 2008
インストアをのぞけば3年?とか振りに行って来ました@神奈川県民ホール。
そのブランクの訳は、近年のアルバムの個人的微妙さが100のパーセントで影響してるんですが、
久し振りに行こうと決めた今回のツアーが引っ提げる新譜が、
派手さはないものの、久々かつ今までにない感じの良盤で、
もふもふと期待に胸を膨らましていたものの、
当日の精神的な疲労をベースにもやもやしたLiveでした。
なんといっても、PAが酷くて酷くて。
特にボーカルのコンプとリバーブが気持ち悪い掛かり方で終始ソワソワ落ち着かず。
バラードの時は凄く伸びやかに響いてたのに、アップテンポの曲がことごとく。
好きな歌い手の声に嫌悪感を覚えさせるほどに。残念すぎた。
そして、もうひとつの違和感がギターが西川さんじゃないこと。
奏者が違うと、同じおたまじゃくしでもこうも違うものなのか、と物凄い衝撃を受けた。
そもそもヤイコを聴くきっかけでもあったし、
いつもヤイコのLiveは、半分ヤイコ半分西川さんの音を堪能しに行っていたのを改めて実感。
もちろんLiveの内容自体は素晴らしかった。
以前のどりゃーと勢いで畳み掛けるLiveは影を潜め、
新しいアルバムで伝えたいことを、そのままLiveでも表現しようという想いが伝わってきた。
今後の音楽人生を歩むために、じっくり音楽を届けるために、ひと区切りつけたようでもあった。
本編最後の「Not Enough 」〜「.〜period〜」の演出は、
極めてシンプルでいて、これまでにないほど美しく、
ずっと鮮明にまぶたに焼きつくであろう瞬間だった。
素晴らしいLiveだからこそ、ベストコンディションのPAでもう一度観たい。なぁ。